Interview vol.02(Second part) -PROSPECT S/S SHIRTS-
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PROSPECT S/S SHIRTS
CURLY&Co.のデザイナーへのインタビュー企画のトップス編、
先日はHELICAL S/S HENLEY TEEを中心とした前編をお先にご覧いただきましたが、
本日は後編をお送りいたします。
今回はPROSPECT S/S SHIRTSが話題の中心。
前編と合わせてお楽しみいただければと思います。

PROSPECT S/S SHIRTS “SEERSUCKER”
[田中]
続いてはトップスの中からPROSPECT S/S SHIRTSについてお聞きしたいと思います。
今回のシャツは二種類の素材を使用していますが、
素材の違いでかなり印象が違うなと感じました。
まずはそれぞれの素材の特徴から聞いていきたいと思います。
まずシアサッカーってそもそもは織生地だと思いますが、
CURLY&Co.では度々シアサッカーのような素材感を編み素材で再現しています。
編み素材でこのような素材感を表現することはよくあるんでしょうか?
[伊藤]
うーん、でもこういう素材感に仕上げるっていうのは最近の流れかも。
[田中]
それはやはり最近のファッションのスタイルだったりとかが影響しているのでしょうか?
暑いけれど着心地は楽な方がいいとか・・・
[伊藤]
そうやなあ。ビジネス向けのウェアなんかでも出てきているし、
シアサッカーに限らず、織生地の表情をした編み生地の素材っていうのは、
今結構色々な種類が今出てきているかな。
世の中のニーズとしてやっぱりそういう素材を求めているってのがあるんだろうね。
[田中]
なるほど。織生地のシアサッカーとの大きな違いはどの辺りでしょうか?
[伊藤]
大きいのは通気性と軽さかな。
毛羽が少ない糸を使用して生地を編み立てているんだけど、
そうするとああいう風にシャリ感のある清涼感のある質感になる。
[田中]
シワになりづらいような印象ですが、それも編み地ならではの特徴ですかね?
[伊藤]
そうだね。シワにはなるんだけど、そのシワが取れやすいっていう感じかな。
シワにならないことはないんだけど、時間が経つと織生地よりも早くシワが抜けるね。
それはやっぱり編み地ならではの特徴の一つやね。
[田中]
洗濯してもくしゃくしゃにならずに、立体的に形を保ってくれる印象です。
今回の素材のようにシアサッカー系のものは、
やっぱり夏のアイテムを意識すると気になってくる素材ですか?
[伊藤]
そうだなあ、そもそも最近日本の夏ずっと暑いしね。笑
[田中]
確かに。笑
[伊藤]
年々暑さが増している気がするもんね。笑
しかもその期間が長いしなあ。
[田中]
今年も6月に入ってから最高気温は30度度々超えてますしね・・・。
[伊藤]
昔は30度超えるって結構暑い日だった印象だけど、
ここ数年はそのくらいは当たり前だもんね。
暑い期間も長いし日本も亜熱帯みたいな気候になっているから、
そういう意味でも快適な素材はやっぱり気になってくるかな。

FABRIC
[田中]
そういう意味では確かにこのような気候には相当いいですよね。
素材の表面が凸凹しているからか風が抜けるような感覚もあります。
[伊藤]
肌の接着面積が単純に少なくなるからその分涼しくも感じるし、
あと毛羽が少ないっていうのも涼しさを感じさせる。
[田中]
このアイテムはまずこういったシアサッカー調の生地があって、
「こういうシャツを作ってみよう!」というような流れですか?
[伊藤]
むしろ今まではこう言うシャツっぽい生地でTEEを作ろうっていうコンセプトだったんだけど、
今回は逆にそれが裏返ってストレートな発想になった感じかな。笑
[田中]
なるほど。ある意味CURLY&Co.的にはひねった発想ですね。笑
でも考えてみたら伊藤さん基本的にこう言った、
「敢えて逆の発想で素材を使う」みたいな考え方って根本的にある感じがするんですが・・・
[伊藤]
そうやね。それはあると思う。
[田中]
それって以前個人的に伊藤さんのルーツみたいな話を聞いた際に、
「スーツスタイルにスニーカーを合わせる」とか、
「スラックスのような綺麗なボトムスにラフなトップスやシューズを合わせる」みたいな、
ちょっとひねったスタイルが好みと言うような原体験から来ているんですかね?
[伊藤]
そうやね。やっぱり昔から意外性のあるものっていうのが好きなんだなって思う。
王道というか、セオリーみたいなものがつまんないなっていう感覚かな。
[田中]
そうするとこれまで逆にベーシックなアメカジだったりとかってスタイルはしてこなかったんですか?
[伊藤]
うーん、そうだね、常に天邪鬼な感じというか・・・笑
王道からはいつも離れていたような気がする。
[田中]
確かにCURLY&Co.って実は「シンプルに見えて〜」って言うのが、
重要なポイントな気がします。
[伊藤]
そうそう、ぱっと見ではわからないところにフックがある感じ。

PROSPECT S/S SHIRTS “GLEN CHECK”
[田中]
自分もユーザーだった頃っていうのはそういう印象でした。
特にファクトリーのイメージもあったので。
なのにセットアップのアイテムがラインナップしているし、
シンプルに見えるけどこのセットアップって実はジャージーじゃん!とか。笑
[伊藤]
ああ。笑 多分当時でカットソーで、自社ファクトリーがあって、ってなると、
絶対ベーシックなTEEと杢のスウェットがあって・・・みたいなラインナップのイメージだよね。
でもそう言うラインナップでは当時から無かった。
だから「シンプルに見えて」結局は邪道なんだと思うよ。

FABRIC
[田中]
王道のイメージからは敢えて離れていくみたいな。笑
・・・ちょっと話の方も道が逸れましたが・・・
チェックの素材でも展開しているアイテムですが、こちらの素材の特徴はどうでしょうか?
[伊藤]
まあやっぱりチェックの方は表面感含めかなりスッキリしている。
かなり細い糸を高密度で編み込んでいるから、目がしっかり詰まってシャープに見えるね。
[田中]
基本的に細い糸で編みこむとそう言った表情になると言うことでしょうか?
[伊藤]
うん、でも細い糸で普通に編み込んじゃうと薄い生地になる。
ペラペラと言うか、ちょっと場合によっては透ける感じかな。
CURLY&Co.ってあんまり透け感があるものってないじゃん?
その辺は着やすいように色々工夫しているかな。
[田中]
なるほど。
前回のボトムスのインタビューの際にもお聞きしたと思うのですが、
こちらのシャツのような細かなチェック柄はやはり、合わせやすさやさりげなさを意識して・・・
[伊藤]
そうだね。さりげないし、柄物だけど無地感覚で着られるって言うのは、
コーディネイトする際にも選択肢が増えるかなと思う。
[田中]
今回のシャツについてははじめから二種類で行こうとは考えていたんですか?
[伊藤]
うん、そうだね。
これに関しては無地もいいけどチェックも着たいよねって割と単純な発想かな。
作ってる最中に結構思うんだよね、これの柄物欲しいとか無地のバージョンも着たいとか。笑
[田中]
デザインの現場でもそう言う話はやっぱりでてくるんですね・・・笑
ちなみに毎シーズンのようにシャツタイプのアイテムはリリースされていますが、
今後作ってみたい形や、気になっているアイデアについてはいかがでしょう?
[伊藤]
うーん、シャツの形って限られてはくるけど・・・
シャツジャケットっぽい形とかはいいかなあと。
シャツというかちょっと羽織りっぽい要素のアイテム。
[田中]
なるほど。それこそ今回のシャツも前あきで羽織りやすいですよね。
なんでしょう、ポケットの形とか・・・?
[伊藤]
確かにシャツジャケットっぽい要素はあるかも。
スナップボタンの仕様っていうのも大きいかな。
普通のボタンよりは羽織り感が出るよね。

SNAP BUTTON
[田中]
それこそその点についても聞いてみたかったです。
そもそもCURLY&Co.のアイテムってスナップボタンを採用することが多いような気がします。
これは伊藤さんの好みの部分が表現されているのでしょうか?
[伊藤]
元々インスピレーションに関しては、
パタゴニアのプラスチックのスナップボタンていうのがあって・・・。
実際スナップカーデとかスナップTEEとか、
パタゴニアの代名詞的なアイテムがあるんだけど、
あれのボタンがスナップなのね、それが元になっている。
素材としては金属じゃないんだけど。
[田中]
それは知らなかったです。アウトドア的な要素だったりもするのか・・・。
[伊藤]
あとつけているボタンは元々ベビー服とかに使うようなボタンなのよ。
軽いし手軽だし、今後田中も出くわすことがあると思うけど。笑
[田中]
それは意外でした・・・笑
そんなところまでデザインの要素になっているんですね。
[伊藤]
そうだね。実際赤ちゃんには普通のボタンじゃなかなか着せてらんないし、
スナップボタンにはやっぱりそういう実用的な面もあるよね。
[田中]
プラス見た目にも変化が出ますもんね。
一般的なシャツについているボタンとはやっぱり雰囲気が違います。
[伊藤]
それこそジャケット感、アウター感が出るから、
それで羽織りやすかったり、前開きで着た時の見た目が良かったりする。
[田中]
考えてみたら自分は昔はシャツはきっちり前を締めて着るタイプだったんですが、
CURLY&Co.のシャツだと圧倒的に前開きで着ることが多いです。
[伊藤]
確かに普通のボタンのシャツを前開きで着るってあんまりしないよね。
この仕様だとカーディガン代わりにリアルタイムでも全然着られるもんね。
[田中]
20SSのCLOUDY LS SHIRTSなんかは特に前開きで着ることが多いですね。
[伊藤]
そうだね、俺もちょっと肌寒い日なんかはそうやって着てる。
まあ元々寒がりだからなんだけど。笑

OPEN COLLAR

STYLE
[田中]
暑いと言っても日によっては急に気温が下がる日もあるので、
結構リアルタイムにぴったりなアイテムかもしれません・・・。
こちらのアイテム、デザイン的には襟周りが特徴的だと思いますが、
デザインのポイントはありますか?
最近世間的にもオープンカラーのシャツを着ている人も多いと思いますが、
こちらのシャツはラフな感じがし過ぎないというか・・・。
[伊藤]
イタリアンカラーっていうのがベースになっているんだけど、
それがいわゆるオープンカラー(開襟)で・・・
[田中]
それをコンパクトにデザインし直しているというような。
[伊藤]
そうそう。
で、大きな特徴は襟と身頃の継ぎ目がないっていうところかな。
そうすることによって襟が開いている時に、
ちょっとジャケットの襟みたいな見え方をするしスッキリと見えるね。
[田中]
今までにも開襟シャツはあったと思うのですが、
これまでのアイテムもこういった仕様ですか?
[伊藤]
いやいや、今回のが初めての試みかな。
これも何回もやり直しているけどいい感じに仕上がったと思うよ。
襟のバランス、開き方のバランスと型紙の段階でも結構苦労したデザインだね・・・。
[田中]
それこそ前開きで着用したときの見え方がいいのも、
そのあたりのこだわりがうまく作用している感じですね。
[伊藤]
そうだね。襟の収まりがすごくいいから、
ピタッと体に沿って開いてくれるようになっている。
襟の型紙も単純に言うと表側の方が型紙が大きくて、
裏の方が小さくなっているから外側に反り返ってこなかったり・・・。

STYLE
[田中]
やはり素材と襟元はこだわりが詰まったポイントなんですね。
ちなみにシャツに関しては伊藤さんにとっての定番だったり、
よく着ていたものとかってあったんでしょうか?
[伊藤]
そういう意味ではやっぱりBROOKS BROTHERSのシャツはいっぱい持ってたし・・・
もはや着ているというよりは集めていたみたいなとこもある。笑
このサイズ、この生地、ってなるとなかなかないから、
見つけたらとりあえず買う、みたいな。笑
[田中]
最近は買ったりしてるんですか?古着とか・・・
[伊藤]
古着とかはあんまり買ってないかな、買うとしたら新品の方かも。
[田中]
当時はどんなコーディネイトを?
[伊藤]
実際のところ当時はあんまり着てないかも。笑
コレクター的な感じで、だから一回も着てないやつとかもかなりあるかな。
実際形もそこまでいいものじゃないから・・・前回のGAPのTEEじゃないけどね。
今となってはそういう気になるところをCURLY&Co.のシャツに活かしているね。笑
[田中]
じゃあどちらかというと半袖シャツも含め今の方が・・・
[伊藤]
そうそう。最近の方がよく着るようになったかなあ。
[田中]
最近シャツをコーディネイトする時に気をつけていることとかってありますか?
[伊藤]
結局バランスかな。特にサイズバランスには気をつけているね。
裾のラウンドとかで着たときの印象がかなり変わるから、その辺を一番気にしているかも。
[田中]
あとはさっきの話にも出たように前開きで。
[伊藤]
うん。TEE一枚だけだと物足りない時に、ばさっと羽織ると落ち着くね。
[田中]
その上で今回の’20 HIGH SUMMER COLLECTIONのアイテムで、
オススメのコーディネイトや合わせるアイテムはどうでしょう?
[伊藤]
夏っぽい印象のアイテムがいいんじゃないかな?
ボトムスがラフでもトップスは襟があっていいんじゃないかな。
[田中]
確かにそれだと上下のバランスが取れやすそうです・・・!
今回もたっぷりとありがとうございました!
お話を伺う中で、伊藤さんの過去やルーツについてもさらに興味が出てきたので、
次回はそのあたりを聞けたら嬉しいです・・・!
[伊藤]
わかった。それじゃあまた。笑
と言うわけで、今回の後編はここまで。
うっすらと次回の約束も取り付けておきました。笑
インタビュー中にもあったように、
デザイナーのルーツの部分にも触れられればと考えています。
それでは次回のインタビューもご期待くださいませ。
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CURLY&Co. STOCKISTS:https://curly-cs.com/theWeft/etc/70945
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田中