Which BRISTON do you like?
再三再四こちらのJournalでもご案内している、
トラディショナルな魅力と現代的な魅力の両方を兼ね備えたBRISTONの腕時計。
TheWeftでは現在数種類のモデルをご用意しておりますが、
それぞれのアイテムごとに異なった魅力があり、皆様を悩ませているかもしれません。
スタンダードでクラシックなタイプ、スポーティなタイプ、シンプルで潔いモデルなどなど、
シチュエーションやコーディネイトなど、皆様それぞれのスタイルに合わせたチョイスをしていただければと思います。
そんな展開の中でいわゆるオーソドックス、シンプルな機能のみを携えた「三針タイプ」と、
メカニカルなデザインが目を引く「クロノグラフ」の2タイプにBRISTONも分けることができます。
自分もBRISTONの時計は愛用していますし、コーディネイトの一環としても欠かせないアイテムではありますが、
よくよく考えてみると、腕時計について、とくに「クロノグラフ」に関しては、
ルーツや使用目的などわからないことも多いことに気付きます。
時刻を確認するのが腕時計の役割ではありますが、
どちらかというと自分はデザイン性などの見た目の部分に占めるウェイトが多く、
中身に関してはそれほど気にしていなかったのが本当のところです。(反省・・・)
まあ、ファッションですので単純に「三針はシンプルでいい!」とか、
「クロノグラフはメカっぽい感じがかっこいい!」とかで決めても全然いいと思うんですが、
何事もよくよく調べてみると面白いことも多いので少しお付き合いください。
普通に時刻を確認するメーター以外に3つのメーターがあるのが一般的なクロノグラフ。
1915年にスイスの時計メーカー「ブライトリング」から腕時計としては世界で初めて発表されたそうです。
ちなみにご覧の通り、BRISTONはメーターは3つでなく、2つ。
3メーターの方が主流であるらしいのですが、ここ最近程良いシンプルさの2メーターも大変人気があるそうです。
メカニカルな外見は非常に男心をくすぐりますが、
実際に小さな腕時計のボックスの中に緻密に設計されたクロノグラフの機構が搭載されているのは、
かなり革新的なことであり、メカ好きな男性には見た目にも構造的にも非常に魅力的なわけです。
「クロノグラフ」の名称は、時を意味する「クロノス」と、
記録するといった意味の「グラフェ」というギリシャ語を組み合わせた造語。
僕の世代だと「クロノトリガー」というゲームでちょっと身近に感じられているかもしれません・・・笑
クロノグラフにおいて、上の写真で12時で止まっている針はクロノグラフ用の秒針。
普段使いの際には動かずに12時の位置に留まり、秒数を見るのは文字盤左側のメーターです。
一般的な秒針に見える針はストップウォッチとして使用する際に動きます。
竜頭の上下についているスイッチがストップウォッチのスイッチ。
一般的に上のボタンでうスタート・ストップ、下のボタンでリセットをするんですが、
クロノグラフは針の動きを見ているだけでも楽しいです。
クロノグラフにはベゼル(文字盤の外周)にメーターが付いているモデルが存在するのですが、
これによってクロノグラフ機能によってできることに違いが生じます。
TheWeftでもセレクトしているClubmaster Sports Chronographもベゼルにメーターが表示されています。
こちらは速さを測る「タキメーター」という機能になります。
こちらのモデルはモータースポーツにインスパイアされたデザインということで、
速度を測るタキメーターが装備されているのもうなずけます。
計測方法は普通にクロノグラフを使うように「スタート・ストップ」にて計測。
例えば車の平均速度を割り出したい場合、自動車の走りはじめと同時にクロノグラフをスタートさせ、
1km走行した地点でストップボタンを押すと、
その時にクロノグラフ針が指しているタキメーターの目盛りが平均時速になります。
このタキメーターは「オメガ スピードマスター」や「ロレックス デイトナ」などといった、
時計好きでなくとも一度は聞いたことがあるような代表的なスポーツタイプの腕時計にも搭載されており、
クロノグラフの象徴的なデザインになっています。
このほかにも、距離を測る「テレメーター」や、
脈拍数を測る「パルスメーター」などのメーターも存在します。
BRITONに限らずクロノグラフの時計を見かけたら、ぜひその辺りもチェックしてみてはいかがでしょうか?
一方で時計本来の目的である「時刻を確認する」ということだけに用途が絞られた「三針」タイプも、
こちらはこちらでシンプルが故の魅力があります。
自分はBRISTONの三針タイプを愛用していますが、
視認性も抜群で、モデルによってはプラスしてカレンダー機能も搭載されており、
必要最低限ではありますが、それが意外と本当に便利だったりします。
また、シンプルな分文字盤や外装のデザインもより際立ちます。
とくにBRISTONの時計はモデルによってケースやパーツの素材感が異なります。
繊細で存在感のあるデザインを存分に堪能できるのではないでしょうか?
18世紀ごろまでは持ち歩くタイプの時計といえばポケットの中に入れて持ち歩く懐中時計がメイン。
主に上流階級の人間が携行するもので、日々の生活で使う限りは不便はそれほどなかったようです。
19世紀の初めごろには高貴な女性の装身具として腕にくくりつけるタイプの腕時計が存在したらしいですが、
精度、視認性も悪く懐中時計ほど普及しませんでした。
なぜ現在のように腕時計が一般用として普及したかというと、戦争が大きな影響を与えたと言われています。
19世紀後半以降になり、武器や通信技術が発達し、戦争そのものも近代的な戦法が取られるようになり、
時計がより重要な役割を果たすようになりました。
第一次世界大戦では有名な時計ブランドであるハミルトンが軍用時計の生産を始め、
1912年にはいち早く米陸軍の標準軍用支給品となったそうです。
その後、戦争を終えた兵隊たちが普段でも時計をするようになり、一般にも広まり始めたと言われています。
こうやって見てみると一般的には腕時計の歴史自体はまだ100年と少しくらいで、
比較的新しい文化ということがわかります。
現代では、携帯電話やスマホなど時刻、もしくはそれ以上のものを確認できる端末が、
大げさではなく、ほとんどひとり一台という時代になってきていますので、腕時計をしないという方も多いかと思います。
しかし、コーディネイトのアクセントにもなりますし、背後にある歴史やウンチクもかなり魅力的です。
だからこそこの100年くらいで多くの人々が魅了され、
世界中にコレクターが存在するということになったのだと思いますが・・・。
時刻を確認するだけなら確かにスマホでもいいかもしれませんが・・・
それ以上の楽しみを是非とも味わってほしいと思います。
ざっと調べただけの自分でもこう思うのですから・・・
深みにはまるとそれはそれで大変かもしれませんね。笑
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田中